首相官邸

新卒で入社した証券会社の新人指導員から、日経新聞の読み方を教わりました。最初に読むべきは、通常2面か4面の右下に掲載される「首相官邸」だと。前日の首相の動向が分単位で記録されており、日本の向かっている方向性がわかるという理由でした。以降数十年、首相の動向をチェックすることが毎朝の習慣となり、今や「首相ウォッチャー」を気取っています。

高市総理が誕生して1か月が経とうとしていますが、これまでにない「異変」を感じています。総理就任後ひと月を経過しても、高市総理は未だ誰とも「夜の会食」をしていないのです。着任早々主要な外交行事や国会対応等が重なったとはいえ、歴代首相の就任後の「首相官邸」に1か月に渡って夕食会の記録がなかったことは、記憶にありません。首相が「夜の会食」をしないことが、良いことか否かの判断は難しいですが、少なくとも高市総理の行動様式は歴代首相のそれとは「違う」のではないかと感じています。

個人的には、日本が良い方向に向かうのではないか、という期待感を持たずにはいられません。皆様はどうお感じになりますか。