エアコン
2026/07/11
今年の東京は、例年並みの梅雨空が続き、7月に入っても昨年のように「酷暑日」が記録されるほどの暑さにはなっていません。一方ヨーロッパや北米の主要都市においては、軒並み最高気温が40度を超える地点が多発し、特にフランスを中心とした欧州各国では1300人を超える死者が出るなど、地球温暖化の影響が改めて政治論争を呼んでいます。
欧州の主要都市の北緯は、パリ49°N、ロンドン51°N、ベルリン52°Nで、日本の旭川が北緯43°であることを考えると、欧州のエアコンの普及率が20%程度というのも納得がゆきます。(日本のエアコン普及率は90%を超えています。)地理的背景もさることながら、エアコンの設置が電力需給の歪みを生み、蓄電池システムがまだ発達していない欧州においては、大規模停電を引き起こす恐れがあるとか、エアコンの普及が更なる気候変動を招くといった反対派の声も大きいそうです。
国連の気候変動枠組条約締結会議(COP)において欧州は常に世界をリードする目標値を掲げてきましたが、そもそも欧州は「涼しかった」というのもあると思います。昨今の酷暑日の激増から、パリに本社を持つフランス生まれの世界最大級のスーパーマーケット、「カルフール」では1日3万台以上のエアコンが売れ、これは通常の1000倍ペースとのことです。命には代えられない、ということでしょう。
日本においても、「ブルーカラールネッサンス」を象徴するように、エアコン修理士の年収が爆謄しているようです。いわゆる一人親方のエアコン修理士の年収は、3000万円を軽く超えるとの推定もあります。机の上で企画書を書く類の仕事の価値が暴落する中、AIには決してできない、「現場」の仕事の価値は、これからも高まる要素が多く見つかりますね。
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