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鬼連チャン

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カラオケ95点

カラオケ95点

2026/04/11

お客様との会食の二次会でカラオケをする機会がありました。Sさんは声が自慢で、生で聴けて「ありがたい」、と思えるほどの歌声でした。機械が測定する点数では、95点を連発するものでしたが、実際には点数では「測りきれない」体験をさせていただきました。

 

AIはシンギュラリティを超えたといわれます。受け手の状況に合わせて忖度もできるそうです。おそらく音楽のような極めて「人間的」と思われる領域においても、たとえば、MISIAさんが「アイノカタチ」のサビを唄うときに、微妙に音程を正規の楽譜から「ずらす」ようなことも、すでにAIはできるのでしょう。人間的なアドリブまで加え、究極に完成されたAIの歌に、ひとは心を揺さぶられるのでしょうか。

 

一方でSさんの歌は、どこか未完成で(ご本人は風邪のせいで鼻が詰まっているとおっしゃっていました!)それでいて思わず聞き入ってしまうと同時に、深い哀愁も感じさせる。仮にSさんがAIロボットであったら決して受け取ることができなかったもの、それはどこからくるのか、考えてみました。

 

生身の人間には、AIにはない、それぞれの「生き様」があることではないかと思います。Sさんは全身から「陽キャラ」を発するような方ですが、外からは知りえない、独自の「人生ストーリー」を持つのかもしれません。個々の人間が持つ「物語」を背景にすることで、聴き手の心に響く歌が完成するのではないか。また、AIは永遠に存在し続け、作り、歌い続けることができますが、人は誰しもが老い、そしていつか必ず消えてなくなります。終わりがあるからこそ、儚くも一瞬の「いま」が輝いて美しいのではないか。そう考えると、無性にまたSさんの歌声を聴きたくなります。Sさんありがとうございました。

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